2010年1月20日
昨日のマサチューセッツ州特別選挙でScott Brown氏が選出されたことにより、共和党は上院で41議席を獲得、ヘルスケア改革法案を始め、共和党が反対するあらゆる法案を阻止することが可能となった。
昨日の記事で私は、「可能性は少ないとは思われるものの、ヘルスケア改革全体が崩壊する可能性も、依然として否定できない」と書いた。しかし今日になり、崩壊の可能性はより高まった。私の見込みでは、Brown氏が勝利した場合、下院は上院版のヘルスケア改革法案について、すぐさま投票を行うものと考えていた。しかし今日の報道から察するに、下院は直ちに上院案の投票を行うつもりはないようだ。多くの下院民主党員が上院案の条項の一部に反対していること、一部の下院民主党員が、ヘルスケア法案を推し進めることによってもたらされる政治的な結末に恐れをなしているようであることなども理由と考えられる。
だからといって、他にどんな選択肢があるというのだろうか。再びゼロから始めて、少なくとも一部の上院共和党員の支持を得るであろう、もっとずっと制限的な内容の改革案を通過させようという案もあるようだ。「公的保険オプション」を切り捨ててさえ、民主党は上院で共和党の支持を全く得ることができなかったことから考えると、この代替案がどれだけ現実的なものなのかは不明だ。
少なくとも一部の下院民主党員は、ヘルスケア改革から手を引くことをいとわないようだ。オバマ大統領とナンシー・ペロシ下院議長がこうした議員を法案通過へと追い立てることができない限り、この機会は、またしても滑り落ちることになるだろう。
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2010年1月19日
連邦議会のヘルスケア法案の未来は、本日結果が出されるテッド・ケネディ元上院議員死去による空席を埋めるためのマサチューセッツ州特別選挙に委ねられるという予想外の展開を見せている。この選挙では、民主党の州法務長官であるMartha Coakley氏と共和党の州上院議員Scott Brown氏が議席を争っている。
マサチューセッツ州は通常、民主党の州として数えることが出来る州とみなされているが、多くの調査によると、Brown氏は接戦といわれる本選挙で頭一つ出ているという。その理由の一つに、ヘルスケア改革への支持が失墜していることにある。もしBrown氏が勝利を収めた場合、共和党は上院の40議席を占めることになり、ヘルスケア法案可決をフィルバスターで阻止することが可能になる。Brown氏は、法案阻止を意図していると発言している。言うまでも無く、この可能性は民主党をパニック・モードへと追い込んだ。オバマ大統領はこの週末、Coakley氏のキャンペーンのためにマサチューセッツ州を訪れた。しかしながら大統領はCoakley氏の勝利がヘルスケア法案に如何に重要であるかを強調する代わりに、銀行に対する課税の新たなプロポーザルのために上院でのサポートが必要であることに集中した。これは、ホワイトハウスが、たとえマサチューセッツ州であっても、ヘルスケア改革は魅力的な課題ではないことに気づいたという明らかな兆候といえる。
もしBrown氏が勝利を収めた場合、民主党は上院を通過した改革法案に対して投票するよう、下院を促すことになると思われる。そうすることによって、上院が修正法案の可決投票をする必要を忌避することが出来る。しかし下院民主党議員が上院法案の幾つかの条項に反対しており、下院法案も何とか可決したという状況を考えると、上院版の法案を下院で可決することは容易ではないかもしれない。可能性は少ないとは思われるものの、ヘルスケア改革全体が崩壊する可能性も、依然として否定できない。
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