除雪して前進 [編集]
2009年12月21日
先週末は、記録的な降雪により2フィート近くもの雪がワシントンDCを包み込み、除雪車が徹夜で作業にあたっていたが、上院議員も、日曜深夜から月曜未明まで議論を続け、本日未明(12月21日)の午前1時過ぎ、上院ヘルスケア法案のフィルバスター回避に必要となる、数ある手続き的投票の最初となる投票を通過させた。党路線に関する今回の60対40の投票は、現在のところクリスマス・イヴに見込まれている上院での法案可決投票のお膳立てとなった。
週末、連邦議会予算事務局(CBO)も、修正上院法案の分析を発表した。CBOによると、同法案は以下のような状況をもたらすと見込んでいる。
- 施行後10年間の2019年までに、法案は連邦財政赤字を1,320億ドル削除する。
- 保険に加入していない合法的米国滞在者数を、2019年までに3,100万人減少させ、保険未加入のまま取り残される非高齢者は2,300万人となる(そのうち約三分の一は、非合法的移民)。
- 米国人の殆どは、今後も雇用主を通じて保険を得る。しかし2,600万人は、年収が連邦貧困レベル(Federal Poverty Level、FPL)の133%から400%の個人あるいは家族に与えられる援助を得て、新たに設立される保険エクスチェンジを通じて保険に加入することになる。FPL133%未満の個人にはメディケイド加入資格が生じ、結果としてメディケイドおよび州児童健康保険プログラムSCHIPによって保険を得る層が、2019年までに5,000万人に増加する(改革が施行されない場合は、3,500万人)。
- 独立支払い諮問機関(Independent Payment Advisory Board)が設立され、メディケア支出増加の制限に対して責任を負うとともに、同機関の推奨事項は議会が阻止しない限り、自動的に施行されることになる。
- 長期ケア保険のために任意的連邦プログラムを設立する。
CBOでは、2019年以降も、法案の条項は連邦赤字を引き続きわずかながら低減させると予測しており、可能性としてGDPの0.25%から0.5%の削減を見込んでいる。2010年メディケア・パートBにおける医療提供者へのわずかながらの支払い増額を認めていた、もともとの法案の文言とは対照的に、修正法案はこの増額を削除しており、医療提供者への支払いは、持続可能成長率(Sustainable Growth Rate、SGR)に従い(覆される可能性が高いものの、2010年にSGR順守が覆されない限り)、21%削減されることになる。修正法案におけるその他の変更点としては、医療機器および保険業界に課せられる年間フィーが削減されている。しかしながら、製薬業界に課せられるフィーの削減は、言及されていない。
もし上院法案が見込み通りクリスマス・イヴに通過すれば、次なるステップは、上院と下院の法案を調整した後、各院で最終承認を行い、来月の一般教書演説までに大統領署名を得て同法案を立法化させることである。

